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他人の行動を変えるのは不可能で。
自分が変えられるのは、己の考え方や行動だけです。
私の家族は
なぜ部屋を片付けないのか?
そんなことは考えるだけ無駄なのです。
今日は、汚部屋の住民と快適に暮らすための方法を模索し、習慣化していることを紹介したいと思います。
我が家は汚宅の域を脱していませんが、ゴミ屋敷からの復旧を果たしました。
次元が低すぎますが、片付けができない家族に悩んでいる方は参考にしてください。
汚部屋の住民と共存するためのマインド
最初にお話しするのは、片付けができない家族と暮らすための心構えです。
家族の価値観を否定しない
一番大事なのは
彼らの価値観を否定しないことです。
私の理想はモノの定位置が決まっていて、それらを探す手間のない生活なのですが。
家族にとっては、何でも出しっぱなしが楽で快適な生活だったりします。
我が家の場合、私の生き方を尊重するよう家族に強要する前に彼らの生き方を尊重するようにしたら、多少の協力が得られるようになりました。
自分の聖域が死守できていればOKとする
どのような協力が得られたのかというと
母の机の上にモノを置かない
母のモノを借りたら返す
なんて。
人として当たり前のことです。(汗)
自分のテリトリーがゴミで侵食されていないならOK
そんな線引きをするのが片付けができない家族と暮らすための最大のコツです。
家内にある自分1人で管理しているスペースだけを整えるようにすると、労力も小さくてすみますからおすすめです。
ネット映えする家を求めない
整理整頓に関して大きく価値観が異なる家族と暮らすには、整った生活をしたい人が高望みを捨てる必要があります。
インスタ映えする「子供がいてもホテルのように生活感がない暮らし」を望む人は諦めた方が自分のためです。
自分が憧れる家は、貴方の家族にとって理想の家ではないのです。
片付けが苦手な人は「モノを戻す手間」に耐えられません。
ストイックに生活感を隠す生活は、彼らにとって苦行となるでしょう。
何より片付けができる貴方の負担が大きすぎるので、理想像の設定は現実的なものを据えるようにしましょう。
家族の片付けを手伝うなら、範囲を決める
それから。
家族の片付けを手伝うなら、範囲を決めて行う
これも大事な心構えです。
彼らのモノを綺麗に片付けてあげるのではなく「共通スペースに放置されているモノを彼らの場所に移動させることだけを手伝う」ようにするのがおすすめです。
家族の課題を代わりに片付けを背負わないことが、自分の心を守ることに繋がります。
他人の課題に干渉するのは最低限にすることが家族円満の秘訣です。
アドラー心理学でいうところの「課題の分離」ってやつですね!
習得すべきは「捨てる技術」
家内に汚部屋があっても心穏やかに暮らすには、前述したように、自分が管理する領域だけを整えていく必要があります。
が、しかし。
彼らは常に領土拡大の触手を伸ばしてくるので、共通スペースを整えることは容易ではありません。
共通スペースも自分が1人で管理していることについては、いつか改善したいと考えています。(悲)
「捨て活」を習慣化する
汚部屋の拡大を阻止しつつ自分の管理領域を管理するには、領土内の物品を減らすことが有効です。
私は「捨て活」によって領土の保全を簡便化し、彼らの攻撃に対応するための余力を作り出しています。
当たり前ですが
モノが少なければ、片付けが簡単なのです。
常に余計なモノを持たないよう「捨て活」をしていれば、自宅がゴミ屋敷になることは避けられます。
目標が低すぎると感じるかもしれませんね。
でもね、私達はこのくらいのレベルにしておかないと身がもたないのです。
「1週間で8割捨てる技術」は最強の戦力
私が「捨て活」を習慣化した際に参考にしたのがミニマニスト筆子さんの「1週間で8割捨てる技術」です。
この本はかなり参考になりましたので、皆さんにも強くお勧めしたいです。
「1週間で8割捨てる技術」にはモノを捨てる基準が明確に示されており、「捨て活」の効率を爆上げしてくれるからです。
筆子さんの教えに従って断捨離を行なったら、私は管理すべきモノが減らせたので随分と救われました。
筆子メソッドに興味を持たれた方は、「1週間で8割捨てる技術」を読んでみてほしいです。
「捨てる」方法
とはいえ、本を読む時間がない人もいるかもしれませんね。
なので私のフィルターを通した「捨て活」の方法をご紹介しますと。
筆子さん推奨「15分で27個捨てる」活動
「1週間で8割捨てる技術」の中で筆子さんは「捨て活」のウォーミングアップとして「15分で27個捨てる」活動を推奨しているのですが、これは良いです。
詳細は本を参照してほしいのですが、「15分で27個捨てる」やり方は
- タイマーを15分にセットして
- ゴミ袋を持って
- 制限時間内に家中のゴミを袋に回収する
- 27個集まったら袋ごとゴミ箱に捨てる
だけです。
我流「5分で10個のターゲットを見分け、回収する」ルーティン
でも、忙しい大人女子は15分が惜しかったりしませんか?
私は週末に「15分で27個捨てる」活動をし、平日は「5分で10個のターゲットを回収する」活動をルーティンにしています。
家族とはいえ、他人の尻拭いに15分も使いたくありませんから。
5分間なら疲れて帰ってきた日でも続けやすいですし、集中できますからおすすめです。
筆子メソッドによりますと、制限時間内に集めるものはゴミでなくてもよいです。
寝る前に娘達のプリントや脱ぎ捨てられた衣類など、その日の回収ターゲットだけを拾い集め、彼女達の占有領域にお届けしています。
全部母が片付けてあげるのではなく、毎日10アイテムだけ回収を手伝う。
これがキモで。
その日の回収物をお届けしたら、残りは放置するか各自の仮置きBoxへ。
グチャグチャだろうが構わず、箱に投げ入れておしまいです。
この策の欠点は、家族のモノを片付けるところまではやってあげないので、汚部屋が片づかないことです。
ですが、このくらいの負荷でないと、防戦し続けるのは難しいのではないでしょうか。
汚部屋は一時的なものではないですから。(悲)
短い時間でも毎日続けると家は綺麗になっていきますから。
まずは5分間、家族のモノを移動させることから挑戦してほしいです。
「捨てる技術」が人生を豊かにする理由
このような「捨て活」は、家をゴミ屋敷化することから救うだけではありません。
単純に整理整頓ができるようになる以上のメリットがあります。
私の場合、ですが
筆子メソッドに挑戦しているうちに「決断力」が向上したと感じています。
「15分で27個捨てる」活動は決断力を磨く
制限時間内にターゲットを「回収」しながら「ゴミかどうか判定」し、更に「捨てる」となると、かなり頭を使います。
「15分で27個捨てる」活動は、老化が進み始めた大人女子の脳トレになるのです。
モノを捨てることは「決断力」を磨く
そんなことを「15分で27個捨てる」活動が実感させてくれます。
最初は15分で27個もゴミ判定できませんでしたが、続けたら私でも決断できるようになったし、本当に部屋が片付くスピードが上がりました。
家族が共通スペースや自分の聖域を侵食してきたとしても、速やかに対応できるから被害が最低限で済むようになったのも嬉しく感じています。
それに。
このスキルは家の片付け以外の場面でも自分を助けてくれています。
人生は選択の連続だって誰かが言っていましたけど、迷っている時間って意外に沢山あるものです。
速やかに決断することで無駄な時間がカットできるようになりますから、これは修行だと思って「捨て活」に取り組みましょう。
瞬時に決断して「自分の時間」を増やそう
決断力を高めると、仕事や家事の効率が上がります。
「やらねばならないこと」を速く終わらせられると、自分の時間が増えます。
人生は一度きりですから、好きなことに多くの時間を使っていきましょう。
「捨てる技術」が汚部屋の住民に与える影響は?
さいごに筆子メソッドが家族に影響するかどうかをお話しますと。
響く人もいれば
響かない人もいる
これが現実です。(悲)
同じ家族でも、反応は色々です。
母が片付けをしていても「片付けは自分の仕事じゃないし」と思う人、「片付けた方がいいけど、面倒だから無理」と思う人、「自分のモノは自分で片付けないと」と思ってくれる人がいます。
分かってはいましたが、他人は変えられない…というのは、揺るがない真実なようです。(悲)
さいごに
今日は片付けができない家族と暮らすためのマインドと、自分のテリトリーを整えるために「捨てる技術」を習得する方法について綴りました。
- 捨てられるのは自分のモノだけ
- 共通スペースに放置されたモノだけを移動させる
- 他人の片付けを手伝うのは5分間だけ
これらの掟に従い制限時間内にモノを分別して回収する修行をすることで、決断力が養えます。
汚部屋の領地拡大を防ぐために、自分の聖域を守る力を養っていきましょう。